2月ごろから、下手をすればほぼ毎日、携帯料金の値下げはニュースを賑わせている話題ですね。ネット専用プランの値段は正直、大手3社の既存プランと比べると、かなり落ちたと思います。
これでも十分なのかもしれませんが、サブブランドや格安SIMの検討もしてみた方が、支出カットには有効だと思います!
今日は大手3社以外の回線を選ぶ際に気にすべきポイント、実際に私が使っている回線、UQモバイルについても書いていこうと思います。
大手3社回線について
確かに安くなったし、繋がります
私自身は長らくKDDIユーザーでしたが、あまりにも月額料金が高かったことから、2年くらい前からUQモバイルに乗り換えています。
では、昨今の価格帯であれば戻るのでしょうか?一旦、15Gから20Gのデータ容量の、似たようなプラン間での、各サービスの値段のおさらいです。
事業者名 | プラン名 | 月額料金 (税込) |
NTTドコモ | ahamo | 2970円 |
KDDI | povo | 2728円 |
Softbank | LINEMO | 2728円 |
UQモバイル | くりこしプランM | 2728円 |
ワイモバイル | シンプルM | 3278円 |
サブブランド2社については、15Gもデータ通信なんかしない、という事であれば、ワンランク下のプランが、ざっくり1000円引きで設定されています。
今まで8000円とか払ってきた方から見れば、格安と言ってもいいと思います。キャリアメールが使えないとかいう話もありますが、そんなものを使ってない方から見れば何一つ問題にはならないと思います。
回線品質も大手のものそのものなので、当たり前ですが格安SIMと比べればはるかに回線は安定しているでしょう。
世間的には、こういう流れがあるので、格安SIMから大手3社に回帰する流れができる、という見方も聞きます。
日本人は肌感覚としてネームバリューに非常に弱いという特性があるので、恐らくそうなっていくんだろうな、と思います。
今後もこうなのかは要注意
大手3社にシェアが戻ってきたら、それはすなわち値上げをしやすい環境が整うという事、というのは、恐らく大半の人は想像がつくでしょう。
他の所で言えば、例えばAmazonプライムの値上げなどは、上げたところで解約する人が少ないだろうと踏んでいたからだと読めますよね。
特に携帯の場合はAmazonのようなお買い物サイトとは違って、生活に不可欠な社会インフラです。
現状維持バイアスも働くであろうと思われるので、恐らくほぼ全ての方が100円や200円程度の小幅値上げであれぼ、気にも止めないんじゃ無いかな、と予想します。
事実、ahamoが世に知られる前の2020年12月時点で、大手3社のシェアは、プランが猛烈に高い状態であっても合計で78%程度と凄まじかったことからも、そうなるだろうと言えますね(参考リンク)。
あえて格安SIMを検討する理由
携帯料金は、上でも書いたように、大手3社の胸先三寸次第のところがあると思われます。
ただ、ここで、格安SIM系も検討にさえ入れれば、今回の大手3社の値下げプランよりも低廉に利用できるという可能性は常に残されているとも言えます。
総務省が鼻息荒くこのリンク先のような指示を出しているのも、そう考える理由になります。
サブブランドについても、格安SIMより若干高いですが、ブランドの立ち位置上、大手の料金を上回る事はないと考えていいでしょう。
通信費の支出カットは、毎月かかってくるものなので効果も大きいですし、情報は集めれば取れるものなので、情報を収集したものが勝つ、と言っていいでしょう。支出カットの方法論やツールについては、関連記事をご覧ください。
格安SIM検討時の注意点
それでは、ここからは格安SIMを検討する際の注意点を、実体験を混じえつつ解説します。
回線速度について
例えばここなんかを例に、各所で回線速度についてレビューがされていますし、事実気にする方が多い問題だと思います。
快適にコンテンツが見れる速度の指標は下りで1Mbps〜3Mbps程度、画像がいっぱいあるなら10Mbps程度、だそうです。(参考リンク)
私は正直、回線速度について必要以上に調べる事は意味がないと考えています。
その回線がその人にとって早いのかどうかも、その人の状況や行動パターン次第ですし、基地局がどの程度配置されているかも関係してきます。
職場のSoftbankユーザーは昼休みに回線が繋がらないのが悩みの種と言ってましたし、私自身もKDDIユーザー時代、出先でSoftbankは余裕で繋がるのに、自分だけ全く回線が繋がらないという事もあり、実体験として非常に困りました。要は、速いという評判だけでは何も悩みは解決しない、という事ですね。
上のレビューとかにもあるように、サブブランドは速い、そのほかの格安SIMは昼間若干遅いのかな、というのが、読み取れる範囲で類推できる内容になります。
それでも速度が気になるのならば、大手のサブブランドであれば、回線速度については大手回線とほぼ変わらないはずなので、検討候補に入ってくると思います。
手持ちの携帯の電波は移行先に対応しているか
格安SIMに移行する際に端末ごと切り替えるのであればそれほど気にしなくてもいいと思います。
ただ、まだ使える端末が手元にあるのであれば、よほど欲しかったものがラインナップされてるとかでなければ、それは活用すべきと思います。
が、例えばSoftbankの電波専用の携帯でドコモ系の格安SIMに移行したら、当然電話は使えませんので、事前確認は非常に重要になります。
対応している機種と電波については、格安SIMのHPに必ず載ってますので、移行する前によく確認をしておきましょう。
手持ちの端末にSIMロックはかかっているか
大手回線からの移行の場合特にですが、端末にSIMロックが掛かっていると、後々面倒ごとになるかもしれません。
例えばiPhoneであれば、国内回線は全て問題なく使えますが、例えばauのSIMロックが掛かっていると、ドコモ系の格安SIMに移行した時に悲しい目に遭う事になります。
2015年5月1日以降に発売された端末であれば解除が可能なので、それぞれの回線ごとに手続きを確認してみてください。
サポートは期待しない方がいい
格安SIMのビジネスモデルは、大手回線から回線を借り、設備投資を最低限に抑え、事業に割く人員も極限まで絞る事で利益を出していくというものです。
サポートに人手が割けるのかどうかは、推して知るべしかと思います。
格安SIMはトラブル処理や情報収集を自分で行うからこそ、安値を享受できるものと、思っておきましょう。
ただ、最近は何かあった時のトラブルシューティングはネット上にもゴマンと出てくるので、対処は如何様にもできます。
私自身、UQモバイルに変更してから3年くらいは経つのですが、トラブルは全て自前で、Google検索のみで事足りていました。
UQモバイル使用感について
何度か書いてきましたが、私はUQモバイルを3年ほど使用しておりますので、その使用感をお伝えしようと思います。
上にも書いた通り、内容は基本的に、私の使用環境、および私の生活圏内では、という但書がつく事をご承知おきください。
UQモバイルの回線速度は
これについては特に不満はないです。
NetflixやYouTubeを見ても、私の生活圏であれば一切問題にはならなかったです。
また、過去に広島の弥山みたいな険しい山にも結構登りましたが、特に回線速度で困る事はありませんでした。
もちろん、基地局がなければ繋がるはずはないので、地域差があるであろう事は申し添えておきます。
サポートツールは?
UQモバイルポータルのアプリの使い勝手が非常に良いです。
アプリを開くと、こんな画面が出てきます。
データ通信モードの切り替え、残データ通信量が一目で見えます。契約情報の変更も、サポートをタップすればリンクが出てきます。
ウィジェット設定も可能で、これさえあれば、必要な最低限の操作はアプリを開く必要すら無くなります。画面はiPhoneのものになります。
契約しているプランは?
今の料金プランは下記の通りです。価格は全て税込です。
データ容量 | 月額料金 | |
くりこしプランS | 3GB/月 | 1628円 |
くりこしプランM | 15GB/月 | 2728円 |
くりこしプランL | 25GB/月 | 3828円 |
くりこしプランMとLは、おそらく総務省の圧力に対して対応が間に合わなかったんでしょうね。スタート時のデータ容量は上の表示値マイナス5GBで、データチャージ5GB分を値引く、というなんとも涙ぐましい努力が見て取れます。
私自身は、5GBくらいのデータを毎月使うので、できれば、SとMの間の料金プランが欲しいところです。
ですが、現状そんなものは無いので、苦肉の策として、私はSとMを隔月で繰り返そうと考えています。
3月はSでやり過ごしましたので、4月はMで過ごし、5月はまたS、という感じですね。
そうすれば、実質月額2200円くらいで運用できる計算になります。
不満点は?
私は気になりませんが、人によっては気になるであろう点を挙げておきますね。
- 家族割りが無くなった
- 欲しい端末があるかどうか不透明、型も古い
- かけ放題のようなオプションをつけると大手と料金が変わらない
- くりこしプランS以外で、現時点でpovoとの差が実感しづらい
①②は仕方がないと思いますが、電話とかを多用する方は、今後の値上げの不安はあれど、ahamoの方が幸せになれる可能性が高いです。
また、今すぐ5Gをガンガン使いたい、という事でおれば、やはり大手キャリア一択になると思います。
そこにプライオリティを感じないのであれば、上でも書いたように、SとMを交互に行き来するなどの工夫で、如何様にでもなります。
メールとニュースアプリ程度しか使わないのであれば、くりこしプランSのみで全く問題ないですね。
まとめ
今回は格安SIM検討についての解説と、具体例としてUQモバイルの事例を示しました。
現時点においては、全く不満はないので、広くオススメできます!
この記事が何かのお役に立てば幸いです。
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