新生活、電気の契約先は早めに比較検討した方がいいです、オススメも3つ紹介

もう4月に入り、新社会人や新入生なんかも、そろそろ新しく始まった生活に実感が出てきた頃でしょうか。

Mito

今思い出してもあの頃は楽しかったですね…

まだこれから新生活のリズムを掴んでいくような時期かと思いますが、電気やガスの契約先を比較検討してみると、思った以上に生活費を抑える事ができるかもしれませんよ!

今日は、電気の小売自由化の概要と、実際の契約切り替えのやり方、オススメの契約先を3つまで絞って、実体験を交えつつご紹介していきます。

目次

電気の小売自由化とは

電気を誰から買うか低リスクで選べます

今までは地元の電力会社と契約する以外、電気の選択肢はありませんでした。

その電気の契約に、新しい小売先(新電力、とも言われています)の参入を認める事で、私たちは各々の事情やライフスタイルに合わせて電気を自由に切替えられるようになった、と言うのが制度の概念です。

電気を切り替える、というと、必ずこう言われます。

  • 面倒くさそう
  • ライフラインを別の所から買って大丈夫?

これは、詰まるところ、電気やガスを切り替える事がまだそこまで浸透してない事と、電気やガスそのものの品質やアフターサービスが疑われる事によって生じる疑問かと思います。

結論から言うと、それらは全て完全なる杞憂です。

私自身電力を大手から買わなくなって4年以上経ちますが、困ったことはただの一度もありません。

簡単に、私たちに電力が届くまでの概要を書きます。

電力が私たちに届くまでの概要
  1. 発電部門が、電気を作る:参入自由
  2. 送電部門が、電気を届ける:政府の許可性
  3. 小売部門が、電気を売る:参入自由

発電部門はずいぶん前から参入は自由でしたが、小売も自由化されましたよ、と言うのが、2016年の事です。

発電部門は、どこが発電しようが、送電の段階でいろんな電力会社の電気が混ざるので、1箇所がどうなった所で何が起きる訳でもないですし、そもそも電力は発電されて送電された段階で一定の物なので、品質の良し悪しという概念はありません。

電気は安定的に供給されないと社会が止まるので、送電部門を自由化したらエラい事になるのは、想像がつくと思います。なので、ここは今までも、そしてこれからもノウハウを持つ大手電力会社(東京電力とか関西電力とか)が担う事になりますので、どこから電気を買おうが、電気の品質の良し悪しは変わりません。

停電があったとしたら大手だろうが新電力会社だろうが平等に電力は落ちます。その場合は送電網を受け持つ大手電力会社は全力で復旧にあたりますので、新電力も大手電力も平等に復旧します。

変わるのは、小売部門を変えた場合、値段や計算方法が変わったりアフターサービスや特典が変わったり、といった部分です。

が、これについても、例えば小売業者が倒産するたびに電力が止まっていたら、やはり社会はエラい事になりますよね。そうならないよう、もし万が一電力会社が倒産した場合は、その地域を所管する大手電力会社が電力を切れ目なく供給する仕組みになってます。

小売業者をどこにするかによって、かえって電気代が上がる可能性はあるので、そう言う意味でのリスクはありますが、生活が脅かされるような心配はない、と考えていただいて問題ないです。

競争が入ったので、どこも必死です

小売が自由化されて、新電力と呼ばれる人たちが参入してくる事によって、何が起こるでしょうか?

当然、大手から顧客を奪うために、あの手この手を尽くしてきます。1番イメージしやすいのは以下の戦略ですね。

  1. 料金を落としてお得感を訴求
  2. 付帯サービスとの抱き合わせで、客のライフスタイルとのマッチングを図る(Tポイントあげるとか、ガソリン安くしますよ、とか)
  3. その人の考え方に合ったサービスを展開してオンリーワンを目指す

大手からすれば、新電力参入により、彼らからは送電網使用にあたっての一定の手数料は入りますが、それにしても顧客を奪われるのは収益構造上あまり望ましくはないため、彼らも彼らで、サービス内容を充実させています。

なので、ただ漫然と契約をするよりかは、一度でも比較検討する事は生活費カットの観点から見て理にかなっている、と言えます。

切替は検針票の番号ひとつで終了です

では、いざ切り替えとなった時はどうすれば良いのでしょうか。

切替先のサービスによってそれぞれ多少の差はありますが、概ね以下の流れになります。

電力切替のステップ
  1. 今の電力会社の検針票を用意する
  2. お客様番号と供給地点特定番号を確認する
  3. 切替先の電力会社のフォームに入力
  4. 支払い方法の登録
  5. 待つ

はい、これだけです。

今の電力会社からMNP番号みたいなものをもらう必要もないですし、契約解除のお願いも要りません。

動作確認なんかも一切不要です。

軽く補足。厳密には電力メーターがスマートメーターである必要がありますが、電力切替を申し込んだ時点で、勝手に交換されるので気にする必要は無しです。

集合住宅で一括契約されている方は、切替不可能な場合があります。気になる方は大家さんや管理組合に問い合わせるようにしてください。

切替先で手続きを終わらせれば、後は切替先の電力会社が全部やってくれます。

開通日の連絡がいつの間にか来て、いつの間にか切り替わっていた、そして支払いの連絡が変わっていて、切り替えた事を思い出す、というのが、何度か電気を切り替えた実感です。

オススメの新電力

Looopでんき

ポイント
  1. 基本料金ゼロ、電力単価ワンプライスという非常にシンプルな料金体系
  2. 再生可能エネルギーを安く使える
  3. 全国で契約可能
  4. 抱き合わせ契約がハマればさらに安くできるかも
  5. 20A以下の一人暮らしは損をするかも…

Looopでんきは、株式会社Looopが運営する新電力サービスです。

自然エネルギーや再生可能エネルギーの普及をミッションとする会社の運営するサービスだからこそですが、電力供給の一部に再生可能エネルギーを入れ込んでいる事が特徴ですね。

基本料金ゼロ円、電力単価ワンプライス、要するに使った分だけ払う、という非常にわかりやすいプランを作った先駆けとも言える存在でもあります。

料金体系がシンプルというだけでなく、基本料金ゼロ、すなわちアンペア数という考え方がありませんので、アンペアをいくら上げようが、基本料金の追加や電力単価の変更はありません。

2番目に紹介するあしたでんきと比較すると、電気単価が0.4円高いので、居住地域によっては気になる人はいると思います。が、個人的には誤差範囲かなと思います。(以下参照、2021年4月7日現在)

Looopでんきあしたでんき
北海道電力エリア29.5円契約不可
東北電力エリア26.4円26円
東京電力エリア26.4円26円
中部電力エリア26.4円26円
北陸電力エリア21.3円契約不可
関西電力エリア22.4円22円
中国電力エリア24.4円24円
四国電力エリア24.4円契約不可
九州電力エリア23.4円23円
沖縄電力エリア27円契約不可
Looopでんきとあしたでんきの単価比較

それよりも、全国どこでも契約できるというのと、抱き合わせのガスやソーラーとの契約次第で、更に電気の単価を引き下げられる可能性を秘めているのが強みかと思います。

ただ、各エリア毎に異なる電力単価は、大手電力会社の一段料金よりは高く設定されているため、電気容量が20アンペア以下の契約の、電気使用量の少ない単身世帯は、もしかしたら損をするかもしれません。

私は4人家族なので、十分元がとれる計算になりました。

皆さんも一度シミュレーションをすることをオススメします。

[btn class=”rich_blue”] もっと詳しく見てみる[/btn]

あしたでんき

ポイント
  1. 基本料金ゼロ、電力単価ワンプライスという非常にシンプルな料金体系
  2. 東京電力の子会社が運営、心理的ハードルが低い
  3. 契約できない地域がある
  4. やっぱり、20A以下の一人暮らしの人は損をするかも…

あしたでんきは東京電力の子会社にあたるTRENDE株式会社が運営する新電力サービスです。

東電の子会社、というと、携帯でいうところのワイモバイルやUQモバイルを思い出す方もいるかもですね、実際そんな位置付けです。

東電の子会社という性質上、北海道、北陸、四国、沖縄エリアの方は利用できません。

上でも書きましたが、エリア毎の電力単価は22〜26円/kWのワンプライスであり、Looopでんきをバチバチに意識しているのがよくわかります。

というか、完全に潰しに行ってると思います…

単価だけを見ればあしたでんき、東電の原発への対応そのものが気に入らない、原発政策や世論次第で今後も安定的に安い事への疑義がある方はLooopを契約すればいいのかなと思います。

新電力選びには、こういった個人の信条なんかも反映しながら選ぶと、その是非はともかくとして、とても楽しいと思います。

[btn class=”rich_yellow”] あしたでんき
[/btn]

マネーフォワードでんき

ポイント
  1. 大手電力会社から3%オフという、わかりやすい訴求
  2. マネーフォワードのプレミアムプラン(500円/月)が0円になる
  3. マネーフォワードを使わない人にとっては少し地味…
  4. シンエナジーと直接契約も検討していいと思う

マネーフォワードでんきは、シン・エナジー社が提供する電力を、マネーフォワードが間に入っているサービスで、正に彼らのサービスに対して特化したようなプランを提供しています。

基本使用料一律3%オフというのは、今はENEOSでんきに吸収されたmyでんきを思い出させるような料金設定です。

マネーフォワードの有料プランを使っている人は、年間5000円〜6000円の節約になるので、うまくハマれば大きいと思います。
逆に、マネーフォワード以外の無料管理ツールで資産を管理している方は、あえて切り替えるメリットは薄いかもしれません。

一年間の電力消費動向をみながら、私はこの3社のうち1〜2社を選んで、場合によってはこの中で契約を定期的に切り替えつつ生活するのが、良いのではないかと考えています。

[btn class=”rich_orange”] 資産管理と支出カットを同時に![/btn]

まとめ

電力会社わ切り替えると一口に言っても、色々な会社があるし、正直選ぶのが難しいのではと思っています。

なので、今回は特に失敗しづらいものを3つ紹介させていただきました。

Mito

新電力の比較検討をするだけでも、固定費を意識するキッカケになりますので、オススメです♪

この記事が何かのお役に立てば幸いです。

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