経済的自立に欠かせないのが、支出カットである事はよく知られています。ただ、分かっていてもついつい無駄遣いしちゃうのが人間だと思いますし、私も必ずしも完璧ではないと思っています。
そんな時は、家計簿アプリで、収支を見える化するのが、1番簡単な対策だと思ってます!
今回は、家計簿アプリの活用法から注意点、具体的なサービスの紹介までしていこうと思います。
そもそも論、家計簿をつける必要性は?
収支の把握のために家計簿をつけることは必要不可欠です
『宵越しの金は持たないぜ!』と好き放題支出をしていたら、お金がたまらないのは想像がつきますよね。
でも、実は我々は、ここまで極端ではないにしても、それに近いことをやってしまいがちです。
- いつの間にかクレカの支払いがすごいことになっていて、給料振り込み翌日に全額消える
- 飲み会についつい参加しすぎて、気が付いたら財布の中が空っぽ
- 毎朝、帰宅前のコンビニ通いがやめられない
もちろん、これらの行動のすべてを否定するつもりはありません。
買い物はとても楽しい事には非常に共感しますし、私も大好きです。
コロナが明けたら居酒屋で浴びるほど飲んでやろうと固く決意していたりもします。
ただ、その支出に対して、自分は収入がいくらあるのか、今月の収支は問題ないのか、その買い物や飲み会の後の余裕資金はどれだけあるのか?と考えると、意外と即答できない人が多いのではないかと思います。
特に、クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済は非常に便利である反面、支出をしたという自覚に乏しいという事は、覚えておいて損はないと思います。
(参考リンク:日経の記事)
もちろん、キャッシュレスになったからと言って、必ずしも全部が全部だめとは一概には言えないと思っています。当サイトでは家計簿アプリと組み合わせたキャッシュレスは家計管理および家計改善のための強力な手段であると考えています。
家計簿をつけることで、支出の現状を認識できますが…
クレカでも現金でもいいですが、家計とか支出を考えることにおいて、足し算か引き算以上のものはありません。
クレカでも現金でも、レシートや控えから金額を抽出して、その日の支出を明確にする、それの積み重ねが給与に比べてどうなのか、を見える化する手段として、家計簿以上の手段は存在しません。
人間が頭で覚えておける事には限界があります。
資産運用における複利の効果など、金融資産全体で見れば、等比数列の考え方は出てきます。出てはきますが、少なくとも目の前の支出カットにおいては、考慮の対象外にすべきです。
そして、これが家計簿をつけるという行為を妨げる一番の要因だと思っていますが、想像してみてください。
日々の仕事で疲れた体にムチ打ち、その日のレシートをやおら広げて、家計簿に記載していき、計算ミスがないかどうか何度も検算をして…
言い方は悪いですが、正直やってられないですよね。
私は、正直紙の家計簿は両手の指でも収まらない回数、挫折をしてしまいました…
今でも紙の家計簿をつけてらっしゃる方の意志の力や継続力は素晴らしいものだと思います。
ただ、必ずしもそれは全員にできることではないとも思っています。
家計簿を自動化!家計簿アプリの凄さ
家計簿アプリの概要
そこで、家計簿アプリの登場です。
家計簿アプリをざっくり説明すると、クレカや銀行口座とアプリをリンクさせることで、現時点での収支を明確にしてくれる、というのが主な機能です。
手持ちの現金とかはその場で手入力したり、レシートの写真を読み込んだりして対応します。
こんな感じで一発で支出は見える化されます。黒塗りばっかりですみません…
自分は何にいくら使っているのか、支出全体の、例えば食費や住居費は適切な範囲内に収まっているかなど、数字を見れば一目瞭然ですよね。
家計簿アプリの革命的な所は、キャッシュレスじゃないと逆に収支の把握が不正確になりそうで、逆に現金に手が伸びづらくさせるように利用者のマインドを変えたことではないかと考えています。
家計簿アプリ活用のポイント
ここまでさんざん家計簿アプリを持ち上げてきましたが、もちろん万能ではありません。
それぞれのサービスごとに特徴があります。
例えば、レシート撮影に特化されているとか、とにかく自動化と見える化に力を入れているがその分現金把握の機能はイマイチとか。
QRコード決済で一番のシェアを持っているといわれるPayPayは家計簿アプリには軒並み対応しておらず、PayPayとの連携先が銀行口座かYahoo!カードでないと反映できない、という事実は抑えておいた方がいいでしょう。
また、最近は銀行口座やキャッシュレスサービスを狙ったサイバー攻撃も報道の記憶に新しいところで、その影響か、銀行もクレカもひと昔前と比べて、連携までのステップはひと手間ある印象です。
オススメの家計簿アプリ3選
それでは、最後にオススメの家計簿アプリを紹介します。
ちなみに私は、3つとも使ってみて、最終的にMoneyForwardに落ち着いていますが、それぞれ特徴があるので、それらを加味して、自分に合ったものを選んでみるといいと思います。
MoneyForward
家計簿アプリだけでなく、クラウド会計から確定申告まで、いろんな所で名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
独特のオレンジのインターフェスは使いやすいですし、直観操作もしやすいです。
カード引き落としの通知や家計簿のcsvファイルダウンロードなど、ここで紹介するには多すぎる機能があるので別の機会に譲りますが、それらをフル活用しようとした場合、有料会員になる必要があります。
月額 (税込) | 年額 (税込) | |
iphone版 | 480円 | 5300円 |
Android版 | 500円 | 5500円 |
Money Tree
元々はiPhoneユーザーしか使えなかったのですが、何年か前にAndroid版も出ました。
緑背景に白い棒グラフでスマホがお洒落なグラフになるとそれだけでテンション上がります。
細かい機能の違いはありますが、普通の使い方をしている限りはMoneyForwardと大きな差がないのではないかと思います。
有料版もあるにはありますが、iPhoneユーザー限定になっちゃいますし、正直無料版で事足ります。
カラフルな見た目と円グラフが好きならMoneyForward、アプリにお金をかけたくなくて、簡単に収支をぱっと見れればいいというならばMoneyTreeがいいと思います。
Zaim
上二つが、銀行口座やクレカへの連携に強いとすれば、こちらはレシート撮影による支出把握に長けている印象です。
私自身は現金を極力持たない主義なので使わなくなってしまいましたが、現金の利用機会は今でもありますし、レシートを元に管理した方が違和感がないという方もいらっしゃると思います。
そういう場合は、こちらを使用するのがいいと思います。
MoneyForwardに負けないだけの機能もありますが、それが欲しいならば有料プランありきになります。
MoneyForwardほどのお金がかけられないという方も、こちらでもいいかもしれませんね。
月額 (税込) | 年額 (税込) | |
Web経由 | 430円 | 4378円 |
AppStore、 GooglePlay経由 | 480円 | 4800円 |
まとめ
家計簿アプリを使いこなすことができれば、手書きの家計簿から解放されるだけでなく、キャッシュレスのデメリットである支出感の欠如にもうまく対応できます。
アプリごとの特徴をよく理解した上で、是非経済的自立への第一歩、支出カットを達成してくださいね!
この記事が何かのお役に立てば幸いです。
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